【MT4】～ヒストリカルデータの取得について～

KeyKです。
人工知能において、学習データはものすごく重要なものです。FXでいえば為替のデータですね。今回はMT4でヒストリカルを実装する方法について書きます。
先駆者がいたので、補足情報として説明します。

ヒストリカルデータのダウンロード

MT4はすでにダウンロードしていることを前提とします。

まず、FXDDから1分足のデータをダウンロードして解凍します。
　

www.fxddtrading.com

MT4から既存のヒストリカルデータを削除する

MT4を起動して、ファイル -> データフォルダを開く -> historyを選択します。
この中から使用しているMT4サーバーの、対象の通貨ペアのヒストリカルデータを削除します。
※ヒストリカルデータを完全削除してしまうと、何かあったときにデータが復元できなくなってしまうので、別のフォルダに移動しておくことをお勧めします。

DLしたヒストリカルデータをインポートする

MT4を起動して、ツール -> ヒストリーセンターを選択します。
先ほど選択(対象とした)通貨ペアのデータを削除します。
自分の場合は、対象通貨ペアの時間足データが残っていたので、すべて削除しました。Ctrl + A ができなかったので、Shift + 1行目～最終行で削除しました。

次に、1分足を指定してインポートボタンをクリックし、先ほどダウンロードしたファイルを選択します。うまくインポートできると、数百万本のデータが反映されます。

すべての時間足を作成する

チャートを表示させ、1分足を指定します。
そこで、以下のスクリプトを実行します。

www.mql5.com

これを、ファイル -> データフォルダを開く -> MQL4 -> Scripts に配置します。
その後、MT4のナビゲータウィンドウのスクリプトを右クリックし、更新をクリックします。これでプログラムが表示されるはずです。

そして実行すると、チャート左上に文字がでます。動くやつ。これが止まるまで少し待ちます。
処理が終わると、すべての時間足が生成されるので、先ほどのインポート処理をすべての時間足に適応させます。
これで新しいヒストリカルデータを見ることができます！！

参考にしたサイトが以下になります。

minagachi.com

余談

自分が構築した人工知能型FX自動売買システムは、MT4単体でのバックテストができないため、ヒストリカルデータをもとに学習させるしかないです。
※ 人工知能型FX自動売買システムについてわからない人は、是非過去のバックナンバーをご覧下さい。

今回のヒストリカルデータインポートにより、10年以上のデータを読み込むことができます。これからさらなる検証を進めていこうと思います！！
あとGPUプログラミングについて学ぼうかなって考えています。(噂によるとTensorflowはとくに設定しなくても、GPUプログラミングができるそうです)