【読書】~本を守ろうとする猫の話~
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KeyKです。
今日は、最近読んだ「本を守ろうとする猫の話」について書きます。これはすごく読みやすくて面白かった本です。
本を守ろうとする猫の話
これは、本好きの主人公が本を開放するというお話です。人の言葉を話す猫とともにいくつかの問題を解決していきます。
この本は、本好きとはどんな人かということについて考えさせられます。
現代の読書観を表している
これは、本当に本が好きな人と形ばかりの本が好きな人を表しています。
話しの一部に、「近代の人間は本をゆっくり読む時間がない。そのため、わかりやすく『簡単にできる○○つのやり方』など簡単にでき、知識をひけらかせる様な本を世間が欲しがっている」という場面があります。これは、まさに最近の読書観をあらわしていると思います。本当に好きな本を読むより、世間にひけらかすような読書をしている人が多いということです。(僕もその一人ですが・・・)
速読で大量の本を読み、読んだ本をひけらかし、好きな本よりも売れる本を書く。これは本当の本好きと言えるのか。考えさせられる小説となっていました。
登場人物は結局全員本が好き
速読を推奨する人も、本を読んでひけらかす人も、売れる本しか作らない人も、みな平等に本が好きでした。確かに、本が好きでもない人はそもそも本に触れようとしませんしね。本好きにも様々な人がいると思います。純文学が好きな人、漫画が好きな人、写真集が好きな人、知識本が好きな人、自己啓発本が好きな人。。。また、速読を推奨する人がいたり熟読を推奨する人がいたりと。
本離れが進む現代社会で、本当に正しい読書法なんてないのかもしれません。その読書法が自分にあっているかは自分で決めるのです。
この本を読むと、改めて自分は本が好きなんだなぁと実感することができます。本好きの方は是非読んでみて下さい!!